初期の美容整形においては、豊胸術や若返り術と称した美容整形手術で、皮下に直接ゲル状のシリコンを注入し、合併症を引き起こしたり、隆鼻術で、解剖学的に無謀なプロテーゼ(シリコン樹脂を板状に加工したもの)を挿入し、プロテーゼが後に皮膚を突き破って出てしまったなどという、笑うに笑えない症例が、しばしば報告されました。
韓国で、医師免許のない施術者による手術で、顔が崩壊してしまった「扇風機おばさん」が、社会現象にもなったこともありました。しかし、近年では、医師が正しい解剖学的知識を正式に取得する機会が増えたこと、医療技術の進展、そして何より、消費者の目が厳しくなったことから、美容外科手術の安全性は、飛躍的に向上したといって良いでしょう。
また、最近は、レスチンジェルなど、皮膚に塗布するだけで一定の効果が得られる薬品や、ボトックス、ヒルアロン酸といった、注射するだけで効果があるものが一般化してきています。シミやしわの治療に用いられるレーザー治療は、医師の指導のもとで、国家資格と知識をもつ看護士であれば、行える施療術です。そのため、今後、よりいっそうレーザー治療が用いられるだろうといわれています。
これらは、「プチ整形」と呼ばれ、気軽に、短時間で、そして低価格で受けられることを売りにした、簡単な整形手術として広く取り入れられています。臨床経験の少ない医師でも、比較的確実に効果が得られ、安全性が高いことが、美容整形のハードルを、よりいっそう低くすることに貢献しているようです。ただし、たとえ身体への負担が減ったとしても、リスクや負担が完全にゼロということはありません。やはり、身体に傷をつけることにかわりはないわけですから、美容整形に対しては、どこまでも慎重に、十分な情報収集をして、検討した上で臨みたいものです。
タイの整形医学についてご紹介します。タイの整形医学はアメリカで学んだタイ人の医師が1960年代に持ち込んだことが始まりだと言われています。始めは障害者や事故などで怪我をした患者さんに対して行われていました。しかし、いつの間にか美容整形として広まったようです。最近では気軽に美容整形を行う風潮のある国になってきているようです。
タイの美容整形の技術レベルをみてみると高いそうです。これはもっぱらの評判で、その割に値段が安いため海外から美容整形の手術に来る人が多いということが特徴です。また、タイの美容整形の技術は性転換手術などにも応用されています。毎年、世界中から性転換手術に訪れる男性が後を絶たないそうです。
旅費や滞在費を含めてみてもお釣りが来るそうです。このことがタイの美容整形の最大の魅力なのかもしれません。性転換など外科手術はタイが人気だということがわかりました。タイは世界中から性同一性障害に悩んでいる多くの男性が、性転換手術を受けるために入国していうそうです。日本円に換算してみると120万円前後で、男性が女性に変身する性転換手術を受けることができます。